表面の油。大丈夫?
「コーヒー豆の表面に油が出ているけど、大丈夫ですか?」 というお問い合わせが時々あります。また、古い豆じゃないかと心配される方もいます。
結論から言うと大丈夫なのですが、確かに焙煎から時間が経つ程表面の油が多くなるのも事実です。
まず、この油の正体ですが、もともとコーヒー豆自体が持っている脂質です。約10〜16%ある脂質が焙煎することにより表面ににじみ出てきます。
この油は、コクの豊かさや香りの良さと深い関係があり、深煎りになるほど油が出やすく、フレンチ・ローストでは焙煎直後にすでに表出しています。
フルシティー・ロースト以降では、油が表出するものがポテンシャルを持った良い豆であり、良い焙煎が成されていると言われています。
フルシティー・ローストあたりの豆の表面に油が浮いてきたら、旨味が出てきた目安にもなります。油は旨味の証なのです。ただし、古くなって酸化してしまった油もあるので注意が必要です。
見分け方は難しいのですが、『ギトギト』した感じの油は、古くなっているかもしれません。焙煎方法によっては「ギトギトしているなあ」と思った豆でも新鮮で美味しい時もあるので
こればかりは、いれて飲んでみなければ本当の所は分からないです。
コーヒーの美味しさを第一に考えている自家焙煎屋としては、油=旨味と言い切っても良いと思います。